「星夏。
はい。」



と俺は、星夏にメロンソーダ味を渡した。


「ありがとう」


と星夏は早速アイスを食べ始めた。


「いいな。
羨ましいな。

港の家。」



と星夏は笑って言った。


「何で?」



「私の家と、空気が違うの。


私の家ではね?お母さんがいつも怒ってて、すごく怖いんだよ。

港のお母さんは、優しくて頼もしい。

とってもいいお母さんだよ!」


と星夏は一生懸命笑っていた。