「えっと…俺、学校、休んでんの。」


と港は頬に人差し指を当てながら言った。


私と目を合わせたくないのか、右下を見ながら。


「え……」


「みっ、海夏、入院してるの?」


と港は慌てて話題を変える。


「う、うん。」

と私はうなずいた。