「ひゃっほー!!」
会話のない私と結希の間に妖怪スピーカーは
結希を迎えに来たのだろう教室へ入ってきた。
妖怪スピーカーが私と結希の様子に気付く。
すると、椎名も教室へやってきた。
私を迎えに来たんだろ。
この時、初めて4人全員が顔を合わせた。
この場に4人が揃ったのだ。
椎名は私の近くへ来ると、
「帰るよー?」
と言った。それを聞いた妖怪スピーカーが笑う。
「ええぇええ〜!?!?!?ギャハハ!!!!ケケケッ!!!!」
…君ら彼氏は空気というものを知らんのか。
マイペース過ぎるだろ、読めよこの状況。
私は大きくため息を吐く。
結希は疑問を浮かべた表情をする。
「ケケケッ!いの〜!!!なぁ、いの〜!!!」
妖怪スピーカーは私に話しかけてくる。
だんだん、返事をしない私に
妖怪スピーカーも戸惑い出した。
さて、どうするか。よし、
私は笑顔を作ると、結希、椎名、妖怪スピーカーを見て提案した。
「4人で話さない?」
何を言って良いのか、
何を言ったら良いのか、
何を言ってはいけないのか、
私が言って良いことなのか
自分では判断出来ない。
‘‘…________って___…る_”
これを言っていいのか、私には分からない。