昼休みになって、結希は妖怪スピーカーと過ごすらしく教室で彼を待つらしい。私は飲み物でも買おうと食堂へ向かう。
昼休みは彼氏と過ごす、ね。私も1年の頃はそうだったな。懐かしいや。
「きゃほーーーっ!!!ケケケッ!」
……君かよ。
どうやったらそんなに廊下で楽しくはしゃげるんだ。君の狂声に女子生徒が奇声をあげてるぞ。うん、どういう事だ。
そんなにあれがイケメンか。うむ、認めよう。
「おい、そこのイケメン」
「ん?あれー?いの!!!ガハハッ!」
私が声をかけると、ぱあぁあっとそのアホ面がさらにアホになった。
私を見てそんなに笑顔になれるのか?謎だ。
食堂へ行く途中で妖怪スピーカーと会ってしまった。