「おーい、ご飯だz……おい。お前ら何やってるんだ?あ"あ"?」

「「やっべ。なんでもないよーだ」」

部屋に糸電話がたくさんあった。

上下左右ありとあらゆる方向に。

「これはなんですか」

「「糸電話です」」

「なんであるんですか」

「「………さあ?」」

こいつらふざけてる。

1部屋10人の中にこういうふざけたことをやらかす悪ガキがだいたい2人か3人いる。

「他の人は?なんでこうなったかわかる人いるぅ?(殺気)」

「「「「「「「「す、すみませんでした‼︎!」」」」」」」」

「はい。じゃあ希愛(きう)なんでこうなったか説明して」

「はい魏姫姉様。婢乃(ひの)が秋架(しゅうか)に "糸電話って振動により相手の声が聞こえるんだって" って言ったんです」

へえ、よく勉強してんじゃん婢乃。

「これを聞いた秋架がこういったんです。"じゃあ盗聴し放題だ‼︎ " と。でいろんな部屋を盗聴しようってことになり、現在に至ります」

前言撤回。

お前らはアホか。

その脳ミソをもっと違うことに使え。

「なるほど。ありがとう希愛。婢乃、秋架、ごめんなさいは?」

「「ごめんなさい魏姫ねぇ」」

「いいわ。みんなにも」

「「迷惑かけてすみませんでした」」

「「「いいよ」」」

よかったね。みんなから許してもらえて。