「じゃあ次は学校の説明をします。えー、風紀委員の先生の確か…銃伶(じゅうれい)先生お願いします」

銃伶って独特な名前だな。

どれ、どんな人なんだろう。

こう…なんか…マッチョな人っていうイメージがあるんだけど…

そんなことを思いながら教員席からステージを見る。

今気づいたがこの部屋はステージがある。

で、肝心んな銃伶先生はというとマッチョな人ではなく普通の男教師だった。

「はい、こんにちは。銃伶です。この学校は今まで3王制度だったんですが今年から四天王制度となりました。ちなみに今年の4人目、および今年から3年間の人はこの学校でたった一人の女子、若蛇さんにやってもらうことになりました」

ザッ。

一斉にこっちを振り向く音がした。

目線が怖い。

「ちなみに若蛇さんが卒業したらその席は理事長などに特例と認められた生徒が座ることになっています」

へぇ。

特例の人ってどんな人なんだろう。

まあ、あたしに関係ないことだし。

「後の説明は各クラスに分かれたときに受けてください」

クラス、かー。

1-Aクラスってなんだっけ。

四天王クラスか?

「ありがとうございます銃伶先生。ではここから廊下までにこのマンションの部屋割と部屋の位置を貼っておいたので一旦その割り当てられた部屋に移動してください。移動後、各部屋にクラスを伝えます」

寮に入る予定じゃない人もいるんだけどね。

「四天王と寮に入る予定じゃない人は僕の所に集まって」