やることその2。


魅火流を起こすこと。


彼の部屋は二階の一番奥の部屋で、あたしの部屋の隣。

朝が弱いからいつも最後に起こしている。

コンコン。


ドアをノックするも反応なし。


ドンドン。

少し強めにたたくと中からうめき声が聞こえた。


「魅火流起きて!朝ごはんできるよ!」


そう言ってあたしは彼の部屋に入った。