「おー、魏姫ちゃんじゃん。お久しぶり~」
「真輝音先輩、ちょっと……」
「うん?なに?」
「なんか学校に話通っていないみたいなんで理事長呼んでもらってもいいですか?」
「あぁ…うん、いいよ~」
そう言って先輩は理事長を呼びにいった。
先輩パシらせちゃった。
先輩ごめん。後でなんかお返しするわ。
でも本当に…
「ついてない……」
一緒にいたはずの魅火流はもういないし…
はやっ。
校門にいたらまた女子が寄ってくるもんね。
仕方がないけどさ!せめてもう少しいてもよくない?
はぁ…
「はぁ。朝から面倒な仕事押し付けられた……帰りたいなぁ…」
この人もついてなかった。
この先生、見た目が中性的な感じでどっちかわからない。
声からすると女の先生なんだけどなぁ。
「なんで入学式に風紀委員の代わりに校門前に立たなきゃいけないの!?ああ、ほんと意味わかんない!!!!」
小声でめっちゃ愚痴ってる。
お疲れ様です。