ゲシッとケツを思いっきり蹴られ床にひざまづく形になるオレ。
「いてえな!?」
「いい加減鬱陶しいんだよ…。お前のへたれに付き合うほど、オレも暇じゃねえんだわ…」
だいぶ怒りが浸透しているゆうにそう言われ、オレはビビりながら首振り人形のごとく頷いていた。
「いいか…?今日中に告れ。じゃねえと…オレお前と幼なじみやめるから」
「え?!勘弁して!」
「じゃあ告れ。告っていい結果オレに聞かせろ」
「いやでもさあ…」
「い、い、な?」
「い、イエッサー…」
ほぼ強制的に、オレはひなに告白をすることが決まってしまった…。
でも!あのひなが!オレに告白されてOKすんのかな?!いつも意地悪ばっかして怖がらせてばっかだったのに…。
「いいか?今日こそ絶っっ対にへたれを卒業するんだ、わかったな?なぎさ」
「い、イエッサー…!」