なぜだか、私の隣は空いていて。


そんときだよね、君とであったの。




「藤崎ー!藤崎はいないのかー!まったくー、初っ端から遅刻かぁ」


先生がふぅっとため息をついた時―――


ガラガラッ――――――


「藤崎ー!いますよー(笑)」


大きな音を立てながら、教室に入ってきた男の子は見た目からしてチャラ男で私の嫌いなタイプだった。


「お前なぁっ!初っ端から遅刻なんてよぉ、よしてくれよぉ」

「藤崎はー蒼生のとなりなー」




え!こんなやつが!!!私の隣!?

しかもチャラいだけじゃなくて髪も金髪にそめててちょーーーこわいし……


「お前が蒼生ってゆーの?」


「は……はい。……」

「お前髪くるっくるだな」


なっ!!!!こいつぅぅぅぅぅぅ!ひとのコンプレックスを……


生まれつきの天パでしかももともとの親に似ているのかなんなのか色素が薄くて茶色っぽい髪の毛があまりすきではなかった。