そばによるとわかる。
怖い顔をしている。

「せ、先輩??」
「ちょっといい?」
そう言うと先輩は私の腕を掴み学食まで連れていった。

「あいつ誰?」
「あ、あいつ?」

「ほら、金髪の」
えっ!あぁ、祐ちゃんのことか!
「祐ちゃん!えっと、本条祐。幼なじみです、」

先輩ははぁーと息を吐くと手で顔を覆った。
よく見ると耳まで真っ赤。

「やきもち、ですか?」

【フリ】な私達。ヤキモチなんてない、と思いつつも聞いてみた。

「悪い?///」

え?いやそんな真っ赤な顔で言われても...

「い、いいえ!フリなのに...妬くんですね///」

こっちまで恥ずかしくなってきた。
もう///