9月上旬。
「俺の彼女。この子だよ」
いきなり引っ張られた腕。袖を引っ張った本人は赤崎慶先輩。校内でもモテると人気で優しいって有名な先輩。2年5組。
「あっ、あの!」
「ってことで、ごめん!ちょっときて」
そう言って連れて来られた屋上。
「俺、赤崎慶。2-5」
はい。知ってますとも、有名ですもん。
「で?私に何か用ですか?」
気まずそうに私を見る。
「校内だけで俺の彼女のフリをしてください!お願いします。俺の彼女モデルしてて言う訳にもいかなくて困ってたんだよね...?」
困り顔で見つめてくる彼。
「わっ、私で良ければ、早坂華留です。1-6」
こうして嘘のフリだけのカップルが誕生しました。
「俺の彼女。この子だよ」
いきなり引っ張られた腕。袖を引っ張った本人は赤崎慶先輩。校内でもモテると人気で優しいって有名な先輩。2年5組。
「あっ、あの!」
「ってことで、ごめん!ちょっときて」
そう言って連れて来られた屋上。
「俺、赤崎慶。2-5」
はい。知ってますとも、有名ですもん。
「で?私に何か用ですか?」
気まずそうに私を見る。
「校内だけで俺の彼女のフリをしてください!お願いします。俺の彼女モデルしてて言う訳にもいかなくて困ってたんだよね...?」
困り顔で見つめてくる彼。
「わっ、私で良ければ、早坂華留です。1-6」
こうして嘘のフリだけのカップルが誕生しました。