「俺、華留のことが好き。」
「せ、先輩？」
急に先輩の口から飛び出した言葉。

「最初にあそこで手を引っ張ったのは、声をかけるチャンスが欲しくて...。

あそこを通るのは実は知ってて...
友達にも協力してもらった。」

「え？じゃあ、花恋さんは？」

「花恋、朝美花恋は芸名、
本名は赤崎花恋。俺の姉ちゃんだよ、
華留と嘘でもいいから付き合いたくて嘘ついてた。
ごめんな？」

「じゃあっ、わたしは...先輩のこ、とっ、

っ、好きでいてもいい、んですかっ??、」

「え？」

何言ってんだろ、
でも、私は先輩のことが、好き。なんだ...


「華留、好きだよ？

付き合ってください」

「はいっ、」