そう、あれは5歳の夏だったかな。


暑い夏の午後。

「るーるちゃん!あーそぼっ」
することがなくて暇をしていたあたしは
もちろんと言って外に出た。


あー暑い。どうしてこんなにも暑いんだろう。今はかくれんぼをしている途中だからじっとしてるけど遅いなあ。まだ見つけてくれないのかな。


「見ーつけた。」
わっやっと見つかったと思ったらそれはおにを任されていた子ではなかった。
どうしよう、しらない男の人だ。


逃げなくちゃ!
「おっと、逃げられるとでも思っているのかな。」
もちろん、小さな私には逃げることができなかった。


そのとき…