「天海さん?天海さん!」

っは!またやってしまった。つい自分の世界に入りこんじゃうのがあたしのクセなんだよね。


「ごめんね、長谷川くん。いつも迷惑かけてばかりで…」

「全然いいよ。天海さんの顔ころころ変わるから、おもしろい。」


こう言う男の子はあたしのとなりの席である長谷川悠斗くん。初めてとなりの席になって、仲良くしてもらっている。

「あたしってそんなにも顔に出やすいかな?」

「そうだね。」

気をつけなくちゃね!すぐ顔に出るなんてかっこ悪いからね!