「あの、ハンカチ洗って返すので、学年とクラスと名前教えてくれますか?」


そのぐらいさせてもらわないと、あたしだってなんか変なかんじだしなあ〜。


その時、彼はすごく驚いた顔をした。

あれ?あたしなんか悪いこといったかな?身に覚えは無いけど、うーん。


「あの、すみません。何かしちゃいました?」

「1年2組楠木咲哉」
へっ?楠木咲哉?え!あの楠木咲哉くん?あっ!通りでかっこいいわけだ!


じゃなくて、あれ?もう歩いてる!

「あのっありがとうございました。」
そうニッコリ微笑んで言った。