「怒ってないよ。

 美味しい料理も食べれたし、全然迷惑じゃないよ。


 今日はもう疲れたでしょ。


 風呂沸かすから、早く寝よ?」


 やっぱり、優斗くんは優しいな。

 でもね、優斗くん。


 「困るなら、困るって・・・言ってね・・・。


 嫌なら嫌って・・・ちゃんと言ってね・・・」


 やっぱり、優しいだけじゃだめだと思うの。


 「あんまり、私に甘くしすぎちゃ、ダメだよ・・・・」


 私が小さな声でそう伝えると、


 「大丈夫だから」


 優斗くんは、柔らかい表情でそう言った。