「い、いいよ。

 自分で、・・・できるよ?」


 私が呟くと、

 「いいから」


 と、優斗くんに手をとられた。


 触れたところが、熱い。


 ドキンッ。

 ドキンッ。

 ドキンッ。

 
 「はい、終わり」


 あとの片付けは俺がやっとくから、と優斗くんは優しく言ってからキッチンに戻っていった。


 
 「優斗くん、」


 「ん?」


 「迷惑かけて、ごめんなさい。


 怒ってる・・・・・・・?」



 これで別れようとか言われたら、ヤダな・・・。