それから少しずつ時間が過ぎていって、もう夕飯時。

 
 さっきまで、2人ともすごくギクシャクしてたけど、今は普通に話せるようになってきてる。


 「ねぇ、優斗くん」


 「ん?」


 「お母さんとお父さんは、どんなお仕事してるの?」


 2人で作ったオムライスを食べながら、優斗くんは答えた。


 「・・・母さんは、化粧会社で、父さんはーーーーどこだっけ?

  確か建築とかそんな感じの」

 「へぇー、すごいね!」


 化粧会社に勤めてるお母さんかぁ・・・。

 優斗くん、顔立ち整ってるしお母さんも綺麗なんだろうな。