「香月くん、」

 「はい」


 「今度、ゴハンでも食べにいらっしゃい」

 優斗くんは、少し驚いた様子だったけど、

 「喜んで、ご一緒させていただきます」

 すぐに笑顔で言った。

 

 「「いってきます」」


 家を出て20分ほどバスに揺られ、気付けば優斗くんの家の前。

 「緊張、してきた・・・」