一日、一日、と、毎日がどんどん過ぎていって、私は周りの女の子たちと話をしながら笑うことができるようになった。

 「ナツメちゃん」
 と呼んでもらえるようになった。
 
 「意外と普通に笑うよね」
 「笑った顔、可愛いね」

 女の子たちがみんなそう言ってくれる。
 
 心の中でどう思われていようが、みんなと私が一緒に笑えていることがとても嬉しいと思った。