精一杯の感謝をこめて、私は笑顔でそう言った。

 でも、あれ・・・?

 「香月くん、顔・・・赤いよ? 
 
 熱でもあるのかな・・・大丈夫?」

 そう言った瞬間、香月くんの手で、私の視界が遮られた。

 「わっ! な、何!?」

 「こっち、見んな・・・・」