「君が、彼にされたこと。俺にもやらせて?
 そしたら、バラさないでいてあげる」

 私はまた、あんな怖い思いをするの・・・・?

 私はまた、男の人に気を許さなくなるの・・・?

 私はまた、自分の体を穢されてしまうの・・・・?


 「っふ・・・・、・・・・・っ」

 あの時のことを思い出したら急に涙が出てきた。

 助けて。
 助けてよ、香月くん・・・・。