パニック状態の私に、相澤くんがさらに詰め寄ってくる。

 昼休みだと言うのに、ここには誰もいない。

 この広い空間で、私が叫んでも恐らく誰も気付かない。

 でも、

 「た、すけて・・・」

 気がつけば、そう声に出していた。