するとさっきまで泣いていた
るりが私を包み込んだ。

「なんで!?なんで今まで
黙ってたのよ〜…辛かったでしょ?
ごめんね。ごめんね気づいて
あげられなくて。」


なんで、なんでるりが謝るの?

謝るのは私の方なのに…


「なんでるりが謝るの。
私、るりのこと騙してたんだよ?
ずっと騙してたんだよ!?」


「騙してなんかないよ!
ずっと言えなかっただけでしょ?
でも今言ってくれた。もう
全てを私にさらけ出してくれたんだよ。
私は今すごく嬉しいの。」