ふぅ、と一呼吸して
私はゆっくりとるりをみた。


「るりに言わなきゃ
いけないことがあるの。
私のことを嫌いになるかもしれない
でも、私はるりのこと
本当に大切な友達だと思ってるから…
本当に大好きだと思えたから…
だから話そうって決めたの。」


真剣な目をして私を見つめる彼女。

私はそんなるりにぽつりぽつりと
前にひろとに話したことを
話し始めた。