その日ひろとはいつもの様に 私を家まで送り届けてくれた。 次の日から毎朝ひろとは 私を迎えに来てくれるようになった。 「お待たせ。じゃ行こっか!」 そう言って手を繋ぐ私達。 相変わらずみんなの前では 作り笑いで本当の笑顔は 見せられないけど… ひろとの前では 心の底から笑顔でいられるんだよね。 本当にこの人は何者なんだろう。 私をこんなにも 変えてしまったんだから。