「うっうぅ…ひろと…公園いこ…」

私を抱きしめていたひろとは体を離し
私の手をしっかりと繋いで
近くにあった公園へと向かった。


公園のベンチに2人で腰をおろした。

まだ泣いている
私の頭をひろとはずっとただ黙って
撫でてくれていた。


よし。私はゆっくり深呼吸をして
ぽつぽつと自分の過去を話し始めた。


「ひろと笑わないで聞いてね。私…」