なんだかんだで
大変な1日も終わり
只今帰り支度真っ最中。

「えみ〜。帰ろ!」

げっ。また…
みんなにばれないうちに逃げよう。

私はひろとを無視して
そそくさと教室をでた。

全力で走って学校の外に出た。
それでもすぐに追いつかれてしまって…

なんでついてくんのよ…

「なんで逃げんだよ。」

なんでって…

「面倒くさいからに
決まってるでしょ。」

「まぁそんなこと言うなよ。」
ひろとは気にしてないと言う表情で
私についてくる。

もう言い返すのも
面倒くさくなった私は
結局またこいつと帰らなくちゃ
いけなくなったわけで…