次の日学校に行くと
思った通り色んな人から
質問攻めにされた。

女子からは
「宮崎さん!槙村君と
付き合ってるの!?」
「宮崎さんと槙村君って
仲いいんだね!」

などなど沢山の質問が
飛び交う。そんな全ての質問に
私は笑顔で淡々と

「付き合ってもないし
仲良くもないよ。本当だから
みんな信じてね。」

と本当の事実を口にする。
女子はなんだぁみたいな感じで
終わってしまった。

そして女子だけではなく
男子までもが
「宮崎さん。槙村と付き合ってるって
嘘だよな?!」
「宮崎さん槙村とどういう関係?!」

そんな質問ばかりを投げかけられた。
女子が質問してくるのはわかる。
だってひろとは認めたくないが
イケメンで女子達の王子様なわけで、
そんな王子様が誰かと
付き合ってるとか仲良いとか
そんなの一大事であろうからね…

でも男子までなんでこんなに
焦っているんだろう…

訳もわからないけど
私は女子に言ったように同じ言葉を
伝えた。

そんな男子達はホッと
したように去っていった。

面倒くさいなぁ。
なんでこんなことに…

全てはあいつが悪い。
私と同じように質問攻めされている
あいつを睨んでやった。

そんなことに気づくはずもなく
ひろとは質問に
「さぁ。」とか「どうだろ。」
とか適当な返事をして
ケラケラ笑っている。

ちゃんと誤解とけよ!
もうどうでもいいわ…

なんだか高校に入って
3日でもう限界に達する疲労が
きた気がするわ…

「はぁっ。」