学校の外に出ても一向に
腕を離してくれないひろと。

「ちょっちょっと!離してよ!」

私は腕を振りほどいた。

「あっわりぃ。つい。」

反省なんかしている様子はなく
ニヤニヤと笑っているひろと。

何この人?本当何がしたいの?
私はひろとを無視して駅まで
速足で歩いていった。