「それは違う…
えみを見つけるまで…
本当に怖かった。見つけられなかったら
もう…」

ひろとは私を見つけ出すために
必死で頑張ってくれてたんだね。

また涙がでてきそう…

「ずっと待ってたよ…
おかえり!」


私はとびっきりの笑顔で笑った。


少し大人びた、
でもあの頃と全然変わってない
ひろとが私の大好きな笑顔を見せた。


「ただいま。次こそは
本当に離さねぇからな。」

「うんっ!」


私達は甘い甘いキスをした。


やっぱり私の笑顔は
あなたが与えてくれたものだったね。