るりと高野君は
家に上がってもらい
私は何もできないでいた。


「ひろとのこと…
なんにもわからなくて。
でもあいつは…宮崎を置いて
消えるような奴じゃないよ。」

高野君は真剣な眼差しで
私を見ていった。

じゃあどうして今ひろとがいないの…


「槙村君…絶対何かあるんだよ。
私も調べるの協力するから。」

るりは私の顔を見て
とっても苦しそう…


「2人とも迷惑かけちゃって
ごめんね…ありがとう。」

私には謝ることしかできない。
笑うことができない…