扉の前に立っていた人は
見知らぬ女性だった。

誰?


「えみ?えみなのよね!?
会いたかったーーーー。」


その人は私に抱きついて
大泣きしはじめた。


え?誰この人…
訳がわからず立ち尽くしていると。

「えみ?久しぶりね。
お母さんよ。会いたかったわ。」



お、母さん…?

私を捨てたお母さん…?



何、今更、何で…