放課後、私はるりと
帰る準備をしていた。

すると高野君が教室に現れた。

多分今日はひろとと帰るのだろう。

「ひーろと!」

ほらやっぱりね!
ひろとと高野君は私達に手を振り
先に帰っていってしまった。


「高野君かっこいいなぁ。」

るりがボソッとつぶやいたのを
私は聞き逃さなかった。