「いやがってんだろ。」
イケメン君が鋭く男達を睨んだ。

あっなんか怖い…

男達は焦った様子で逃げていった。


とりあえず、助かったぁ…



なんだか体の力が抜けて
ヘニャヘニャと地面に座り込んで
しまった。


「大丈夫か?」

イケメン君が手を差し伸べてくれた。
私はその手を取り立ち上がった。


あっお礼言わなきゃ。


「ありがとう。助かりました。」

私は微笑んだ。
こんな笑顔は嘘の顔なんだけど。


イケメン君は
悲しそうに顔を歪めた。