「…けどね?」


そこまではなんとなーく予想どうりだったんだけど、その後の話で衝撃を受けることになった。


「そいつはサッカー部でキャプテンやってて頼りにされてるし学力も学年トップなの。…ねぇ、本当に知らなかったの?」


「学年トップ!?」


美和はめちゃくちゃって言っていいほど頭がいい。というか勉強好きというか…


そんな美和以上に頭が良いなんてすごすぎる…!と素直に感心してしまった。


それにその人はサッカー部…か。少しだけ過去をえぐられた気分になったのは気のせいだと思いたい。


「…わたしね、成田大我のこときいてさ重なったんだよね、あいつに…」