自分の顔がだんだん赤面していくのが

わかる。

浅村君は気づかなかっなのか、

それとも気づかないふりをしているのか

表情を変えることなく、私の話を

聞いている。

でも、赤くなった頬が戻りそうもないで

一刻も早く家に帰りたい。

「私、帰るね...
今日はありがとう」

浅村君と長く話してしまったために、

もう日が落ちて辺りは暗くなってしまった。

所々で街灯が暗くなった町を優しい光で

照らしている。