「ずっと復讐したい気持ちだったから
迷ってる。
どちらを選べば俺にとって正解なのか…」

「復讐をしないほうが浅村君にとって
正解だとおもうよ。
復讐を果たした時の浅村君はきっと今の浅村君じゃない」

自身の嫌悪に変われば、性格だって変わってしまう。

明るい性格が暗い性格になってしまうように…

「…そう、か。
ありがとな…
お前のおかげで復讐がどれだけ意味の
ないのもか分かったよ」

「...うん!
嬉しいよ。私の思いが届いて…!」

浅村君は笑った。

でも違和感のある笑いだった。

何処か悲しげな顔...