アルフの話が本当ならなんで私はここに居るわけ?




まさかの、現実ってこと??





「失礼ですが。これは現実でしょうか?」





「もちろん」





リーファがニコッと笑う。




「なんで私、グロリス王国にいるの?」






「それは簡単だ。ここの第一王子のところに嫁入りする為だ」






へぇ~。嫁入りね。
ふーん……。





「大丈夫ですよ。つかさ様、グロリス王国は一夫一婦制ですから」




「へぇ~それは良いわねって────待ちなさいよ!!!!何で訳も分からない王子と結婚しなきゃいけないわけ??」





嫌よ、そんなの!
私はワザと大きめに舌を鳴らした。