当然アルフはずぶ濡れ。


「ほれ、見ろ。言うた通りじゃ」




天井には水道管が通っていてバルブが緩んだみたいだった。



たまたま、アルフがその下に座っていた?





「ルルフ!!!お前の仕業が!!」



そう叫ぶアルフに、もう爽やか王子のオーラはない。




ま……魔王だ。





「アル、スレイマ様に失礼でしょ!?私はアルの目の前に立ってたじゃない?」



ルルフさんは私達の前で仁王立ちしていたので水道管のバルブを緩めることは出来ない。







「どうだ?私の占いは当たるだろう??」




「うるさい!インチキ・デタラメ占い師」





ふぉふぉふぉとスレイマ4世は笑うと咳払いをした。