アルフと二人、ルルフさんの案内で古い建物に入る。



「あなた達は外で待ってて?」






ルルフさんはSP達に言う。



「ですが……」


「神聖な場所だから分かって、ね?危なくなったら大声で知らせるから」




騒がしくなるSP集団に優しく微笑むとルルフさんは、ふわりと向きを変えて歩き出した。






やっぱり、美女……姫が笑うとオーラが違う。




厳ついSP達の顔もどこかニヤけてたるんでいる。




「私のお師匠様は、スレイマ4世様って仰るの。世界で一番当たる占い師よ、二人の未来を是非占って頂きなさいよ?」




「俺は占いとか、そう言うの信じない」






そりゃ、そうよね。
アルフ自身が神だもんね、地獄の。






納得。