ありゃ??

そこには、意外や意外。
柄にもなく汗をかいて、若干息が切れているアルフの姿が。







「兄様、今日はEU加盟国の要人とパーティーじゃなかった?」





突然のアルフの登場にさほど驚いていない弟、ファルコ。






「あぁ、面倒なことになったってリーファに聞いたからな」



「兄様心配性だなぁ」



「と・に・か・く!!珍獣の面倒は俺がみるからお前は気にすんな」





珍獣って……どこか気に障るんですけど。





「おい、行くぞ」



そのまま、強引に腕を引っ張られるままアルフの後に私は続く。






「つかさ~、兄様のこと嫌になったらいつでも僕のハレムにおいで??」





ファルコはそう叫ぶ。



絶対あんたのハレムだけには行かないから!万年発情期っ!!