「ファルコ、あなたね!!他の女をその笑顔で落とせたからって私は落とせないのよ!!」





言ってやった!!
固まってやんの、王子なんて社会に揉まれてないから打たれ弱いのよ。







ざまーみ………



「ブラボー!!」



「は??」





なんと予想外なことにファルコは手を叩いて立ち上がった。





「気に入りました。これでこそ"私の"つかさです!!
僕のハレムの最初の日本人として歓迎します」





"私の"っていつからファルコのものになったのよ!!







ファルコはそう言うと私の顔に近付いてくる。




ま……まさか、キスするつもりじゃ!?






「い…いや…!!」
















「ストップ」