「それより中庭でお茶でもしませんか?日本のことを是非聞いてみたい」



「あ、良いよ。ちょうど暇だったし」


私はリーファの言いつけを無視して二つ返事で誘いにのる。
それを聞いてリーファはつかさ様と小声で私を諭すように服の袖を引っ張る。


「大丈夫だって。私こう見えて強いんだから」



私がリーファの耳元で言うと
「う……危ない目にあったら大声で叫んでくださいよ?」
と渋々ながらOKが出た。








「そうと決まったら早速行きましょう。準備は整っていますから」


「さすがね」



私はファルコの後ろをゆっくりと歩く。
やっぱり……どことなくアルフに似てる。
性格は全然ファルコの方がマシだけど。