記者会見の翌日。

運命の台に入ったヒビに台上で驚いている……それはもう、悲惨な写真が全世界の新聞の一面を飾った。





静止画より悲惨なのは動画のニュースで見るだけで吐き気がする。





「つかさ様?」

リーファが大きな声で言う。



「……も、何よ?」




「リーファはつかさ様のお世話係。心からつかさ様をお慕いしております」





な……なに?急に?


「これだけは言わないでおこうと思っていました。が、やっぱり心配なので言わせていただきます!!」


はぁ。なんでしょうか?







「ファルコ様にはお気を付けください」


「ファルコ??」



アルフじゃなくて?ファルコ??
驚きのあまり聞き返してしまった。だって意地悪俺様野郎じゃなくて爽やか少年のファルコだよ?







「僕がどうかしたのかな?リーファ」


「ひぇっ!」



リーファはびくっと飛び上がった。









「ファルコ、勝手に部屋に入ってくるからリーファが驚いてるじゃん」


「いや、それは失礼したね。リーファ」



とファルコは相変わらずの爽やか口調でリーファに話しかける。
一体、どこが危ないんだろう?さっぱりわかんないや。