そこには白くて大きな扉があった。
全体的に金の装飾がされていて、とても美しい。






「ここに居るのね?」

「はい」





いくら一国の王子とはいえ変なことして来たら、ぶん殴ってやる!!





そう、私は"軽い女"じゃないのよ。












「ドアはつかさ様自身がお開けくださいね」



「わかった」


軽く承諾してみたものの、日本に帰るまでの一応…旦那だもん初対面は緊張する。



どうしよ?不細工だったら。
でも、あのファルコが弟だもん不細工ってことはないはず。





私は覚悟をきめてドアの金の取っ手に手をかけて一気に押した。