ファルコが出て行って数分後コンコンとドアがノックされる。



「リーファです」


「どーぞ」


「あの、つかさ様。今ファルコ様がこちらに?」






「来たよ?今さっき出て行った」




「大丈夫ですか?つかさ様。リーファがいけないのです!つかさ様を置いて中庭のお花の手入れをしたばっかりに……」





リーファはしょんぼりとしながら私に駆け寄る。



当の本人、つまり私は"?"状態。





「何もされてないし、私は元気」





笑ってみせるとリーファは良かったと言ってついに泣き出した。






「な…なんか、用があって来たんじゃないの?」