「利用…?私を……?」


「あぁ。お前とあいつを結婚させていつでも殺せるようにしたかった。」


灰夜は顔色一つ変えずに淡々と話す。


「でも俺は内心……思っていたのかもな。」


「何を……?」


「飛沙が結婚しないことを…」


そう言って灰夜は立ち上がった。