―――――神塚達が言ってくれた言葉は私の不安の海に光を灯した。


『守る。』そう言ってくれたから私は平門組に顔を出すことを決めた。


〝ドキドキ…ドキドキ…〝


優翔といた時間とは違う胸の痛みが私を襲う。


「大丈夫です。」


そっと神塚が安心させるように言う。


「……ん。」


覚悟をして扉を開ける。